母乳の栄養

母乳のみで、赤ちゃんというのは成長します。母乳には、どういった栄養素や利点があるのでしょうか。
生まれて一番最初に飲む母乳を、初乳といいます。最初に飲む母乳である初乳には、栄養や免疫といったものが含まれています。生まれてすぐの赤ちゃんは免疫や抗体を持っていないので、この初乳を飲ませることが母乳育児を進めていく上でとても大事なことです。 母乳というのは、どれだけ飲んでも濃さが同じというわけではありません。母乳は、最初は薄くてだんだんと濃くなっていきます。ですから、赤ちゃんは一度母乳を飲むだけでフルコースの料理を味わったような満足感が得られるそうです。
母乳で育った人というのは将来、動脈硬化や成人病などの病気にかかりにくいという研究結果も出ています。それに、母乳をあげたお母さんにとっても、乳がんや更年期障害にかかりにくいといった効果もあります。
赤ちゃんにとってもお母さんにとっても大切な母乳ですが、生まれてから卒乳するまでの間、母乳の成分は日々変化していきます。赤ちゃんの成長に合わせて、含まれる栄養素が変わっていくのです。
母乳には、まだまだ解明されていない部分もありますが、赤ちゃんにとっての完全栄養食品といえるでしょう。

母乳と食事

母乳というのは、お母さんの血液から作られています。赤ちゃんの為に良質の母乳を作るには、お母さんの食事が重要になってきます。
母乳には、赤ちゃんにとっておいしい母乳とおいしくない母乳とがあります。お母さんの摂った食事が、母乳にそのまま出るといっても言いすぎではないでしょう。油ものや砂糖を多く含んだもの、それにアルコールやカフェインを含む飲み物なども母乳にとって良くありません。母乳によさそうに思える乳製品に関しても、摂りすぎてしまえば母乳の質を低下させてしまいます。
では、母乳にとってどのような食事が一番良いのでしょうか。それは「和食」です。昔の日本人が食べていたような薄味の和食が、母乳にとっては一番です。ご飯食と、旬の野菜にお味噌汁、それにお魚などといった食事が母乳には最高です。
インターネットの育児サイトなどには、母乳に良い食事・悪い食事の一覧表を載せているサイトもあるので、そちらも参考にしてみて下さい。
良い母乳を作るための食事が、ストレスになってしまってはいけません。バランスの良い食事を心がければ、それほど質の悪い母乳になるということはありませんから、お母さんのためにも赤ちゃんのためにも、意識しすぎずに楽しく食事を摂るようにしてください。

母乳と乳腺炎

母乳育児をされている方の中には、乳腺炎で苦労された方もいらっしゃるのではないでしょうか。乳腺炎というのは、乳腺が詰まってしまって母乳が出なくなってしまうことを言います。痛みや発熱を伴う場合もあり、母乳が作られているのに出せない状態で、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても辛い症状です。
母乳育児のすべての方が、乳腺炎にかかるというわけではありませんが、重症になると、おっぱいの腫れやしこり・関節の痛み・発熱・嫌悪感・だるさ・寒さなど風邪を引いたのかと思うような辛い症状が起こってしまいます。
乳腺炎にかかってしまうと、母乳が詰まってしまっている状態なので、お母さんだけでなく赤ちゃんにとっても飲みにくい母乳を一生懸命飲まなければならないので、大変です。
乳腺炎にかかってしまったら、おっぱいマッサージと、とにかく赤ちゃんに母乳を飲んでもらうということが大事です。ひどい場合には、母乳外来などでマッサージをしてもらったり、もっとひどくなると母子ともに入院して治療ということにもなりかねません。 乳腺炎にかかる原因はいくつかありますが、母乳の飲み残しが主な要因とされます。右のおっぱいだけ飲んで赤ちゃんが寝てしまえば、左のおっぱいをしぼると言う風に均等に母乳を出すこと。それに、授乳期間が空いてしまった場合は搾乳しておくと良いようです。
乳腺炎かなと思った時には、早めに対処するようにしましょう。

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